Trash Basket Notebook
--page05:空

鉄塊を操り大空を舞い、味方を護る。
それが、僕等の仕事。
「出撃!」
命令が下った。
作戦会議室を出て、赤い回転灯が回っている狭い廊下を駆け足で格納庫へと向かう。
格納庫では、すでに機体の準備が調っていた。
先端から流れるように広がるシルエット。
繋がれていた何本ものホースが音を立てて外れた。
コクピットに飛び込み、いくつかのスイッチを弄ると、エンジン回転数を示すメーターが回り始める。
それを確認してからスロットルレバーをアイドルに。
エンジンが掛かった。
出力を数%上げるだけで、数十トンの怪物が動き出す。
周囲に注意しながら細い地下通路を走る。
暗い通路の中、コクピットのガラスにレーダーの画面とヘルメットを被った自分が映る。
地下通路が終わり、地上へと出た。
そこは、滑走路。
その中央、白線上で一旦停止。
管制塔の許可を確認し、出力を上げる。
エンジン音が徐々に高くなり、心拍数も同じように上がる。
動き出す機体。
シートに体が吸い込まれ、まるで機体が自分の一部になったかのような錯覚。
気が付くと、中を舞っていた。
――これは戦闘機乗りの少年と、世界中を巻き込んだ戦いの話

 えー…サルベージシリーズ第二弾。  10/21にDiaryで初公開。

 悪魔と比べれば修正は少ない。と思う。

 う〜ん。

 コクピットに乗り込んで、いくつかのスイッチを……という描写がありますが、動かしてるのはJFS(ジェット・フェル・スターター)と呼ばれると呼ばれる、ジェットエンジン起動用の小型のジェットエンジンです。
 ……いや、実際スイッチなのかは知らないけど。ボタンかな?

 あと、『その起動用のエンジンはどうやって起動してんだ』とかいう質問は受け付けませーん。自分で調べて。わかったらtanakaに教えてー。

 製作時間は不明。

 う〜ん……いかにも続きそうな終わり方ですが、続きはありません。
(c) 2006 tanaka.